自分で間取りを作成する【第5回 LDKとスパン編】



自分で間取りを作成されたい方に、覚えておいていただくといいかも…と私が思うことを書いているこのシリーズ 今回で5回目です。

4回目から随分 間が開いてしまいました。

このシリーズは、何をどこまでお伝えすればいいかを とても悩みながら記事をつくるので、間取り図をアップするより時間がかかります。


今回はLDKをテーマにします。

まずは LDK 20帖のレイアウトをご覧ください。
LDK20帖



右も左も、どちらも20帖のLDKです。

左のLDKについて

左図の細長いLDKは、20帖あるのに、ちょっと無駄に長い感じがします。
こういう細長い形なら18帖でも十分かもしれません。
でも 開いている部分は、キッズスペースや勉強コーナなどにも使えそうですね。
LDKを考える時は、このように家具をレイアウトしてみるとイメージがしやすいです。



右のLDKについて

時々 お客様がご自身で図面をつくって来られると、こういうLDKにされることがあります。
ですが、このようにどこかが「5マス以上」になっているLDKの設計をするのは控えておかれた方がいいと思います。



どうして4マスまで?

これは 構造の話なので、説明をするのがなかなか難しいのですが、この「3640(4マス)」とか「4550(5マス)」というのが、「スパン」と呼ばれることです。
スパンとは、簡単に言うと「柱から柱の距離」です。

1階のスパンが飛び過ぎていると、2階や屋根の重さに耐えきれなくなることが考えられます。
そのため、スパンは広くとりすぎないように計画します。

「5マスだと絶対駄目なのか?」と言われれば、一概にそうではありません。
2階がどのような形になっているか?など、トータルで構造をチェックして「大丈夫」と判断される場合もあります。
ただ、スパンが大きいと、構造部材の長さが特注になり、コストアップすることもあります。


私の会社では、基本的には4マスまでのスパンとしています。
お客様が書かれた図面で5マス以上のスパンになっている時には、構造のことをご説明して、LDKのどこかに柱を入れる提案をしたり、そもそものLDKの形を変えて調整したりします。


「一般的には 木造の場合のスパンは4マスまで」を、ひとつの目安と頭に置いて考えていただく方がいいと思います。


これはLDKに限らず、他に大きい部屋を取りたい時なども同じです。

ちなみに 設計士などが「スパンが『飛び過ぎている』」と言った場合には、「スパンが広くて構造上 不安がある(無理)」という意味です。
「コバエがたくさん飛んでいる」というようなことをつぶやいたわけではありません(笑)


LDK 20帖 別タイプ


次に 四角ではない形のLDK20帖です。
LDK20折



この形は南側に大きな窓がとりやすいので、リビングもダイニングも明るそうです。
全体的にゆったりしていますので、住みやすそうです。



「あれ、さっき4マスまでって聞いたのに、これも結構スパンが飛んでない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
この形は、下記のようにすることで「4マス」までという骨組みがつくれますので、スパンが飛び過ぎている状態にはなりません。

LDK20折注意


説明がうまくないので、なかなか難しいかもしれませんが、「4マスまで」というひとつの基準だけでも覚えておいていただけると、ご自身が作られた間取りがそのまま採用できるケースが増えるかもしれません(^^)
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Theme: 住まい - Genre: ライフ

Comment

  • 2015/08/16 (Sun) 22:52
    隊長 #BRhx2hKI - URL
    No title

    なるほど
    いつの日から副業が本業になって稼げるようになったら自分の隠れ家的な職場兼住居とか作ってみたいものです。

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