自分で間取りを考える【第9回】屋根の基本

こんにちは。
ようやくひさびさに間取りっぽい話題です。


今日は、屋根の基本を書きます。
自分で間取りを作る際、屋根のことまではあまり考えないと思いますが、基本が少しでも頭に入っていると、外観のイメージもしやすいかもしれません。



本当に基本のことばっかりで、すでにご存知な方も多いかもしれませんが。



基本の形
屋根の代表的な形は数種類あるのですが、ここでは「近年の新築住宅」でよく使われる物だけを紹介します。


寄棟(よせむね)屋根
寄棟
落ち着いた印象、優しい感じがします。
家を建てる場所に厳しい高さ制限がある地域(低層地域・高度地区制限などなど……)の場合は、この屋根が多く採用されます。
(高さの計算上 有利なため)




切妻(きりづま)屋根
切妻
オーソドックスな屋根だけど、外装材次第で洋風にも和風にもなる。





片流れ(かたながれ)屋根
片流れ
モダンな感じ。ソーラーパネルを載せる場合によく使われる。





最近の住宅では、ほとんどこういった屋根を組み合わせてデザインしているように思います。
一見 真四角でキューブ型に見えるような家も、家の裏から屋根を見てみると、片流れ屋根が採用されている場合も多いです。
(このお話はまたいつか別の記事でするつもりです)

どの屋根形状にもメリットやデメリットがあると思います。そのあたりを考えることも大事かもしれませんが、やっぱり家の印象を決める大きなポイントですので、自分が好きだなと思うものを選んでいいんじゃないかな~と思います。




ちなみに…
ちなみに、切妻屋根の時、このように呼び分けます。
呼び名
(私は桁側(けたがわ)と呼んできたんですが、人によっては「ケラバ側」とか別の呼び方をされる方もいます)

例えば、「屋根は切妻が希望で、道路側から妻側が見えるようにしてください」とか。
でも、素人さんが間違えて逆に行ってしまうと困るので、「三角屋根が道路から見えるようにしてください」とか、間違いがない言い方の方がおすすめかも。




組み合わせる

真四角な家の場合は、さきほどの図のような屋根で簡単です。

では、こんな形の家の場合はどうなるでしょうか。
形


寄棟の場合は こんな感じになります。
寄1
寄2

簡単に言うと、2つの寄棟屋根を組み合わせています。



切妻の場合は、こんな感じになったりします。
切2
切1
同じ「切妻」といっても、どっち向きに屋根をかけるかでイメージも変わりますね。

切妻は、もっと違う感じにもなるんですが、今回 無料の建物作成ソフトを使って書いたので、多様な表現ができませんでした。
ごめんなさい。

ですが、要するに、
どの屋根をどうかけるかでも、かなり家のイメージが変わります。
切妻と寄棟を部分的に混ぜるようなこともあるんですよ。


ただ、屋根の組み合わせが複雑=家の形が複雑 だと、設計や施工が全体的に難しくなります。
自分で間取りを考える場合は、家の形はある程度 凹凸の少ないキレイな形を意識しておくと、設計士さんに外観を書いてもらった時(屋根をかけてもらった時)も きれいにまとまりやすいです。


ちなみに、私たち設計士は、平面図(間取り)とお客様が希望されている外観イメージ(屋根の形の希望や、和風・洋風のイメージなど)を同時に考えて設計しています。
簡単なことではありませんが、やっぱりそうやって考えている時は一番楽しいです。
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